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対振り右玉 △3二金型四間飛車の狙いと対策①

はじめに

四間飛車の3二金型は一般的に居飛車に対する急戦対策とされています。
左辺を左金で増強して、急戦に備えようという狙いがあるのです。
他方で、右玉は急戦するような戦法ではありません。
どちらかと言うとじっくり駒組みをしてから仕掛ける戦法です。
したがって、右玉に対して四間飛車が△3二金型に組むことは一見すると四間飛車の作戦ミスのように見えます。
私も昔は、「こいつ右玉を右四間と勘違いしてんな。ラッキーw」的な具合に思っていました……。

ところが! 右玉に対して△3二金型四間飛車は恐ろしい狙いを持っています!

その術中にハマらないように狙いと対策について解説したいと思います。


5手目▲2五歩の意味

2017-10-18a.png

上図は▲7六歩△3四歩▲2六歩△4四歩▲2五歩△3三角まで

△3二金型四間飛車の狙いを説明する前に、右玉の▲2五歩の重要性について少しお話します。

右玉の5手目▲2五歩は大事な一手です。
この▲2五歩には、相手の角を△3三角と強要させる意味があります。
もし、▲2五歩としなければ、角が△2四角と出たり、△3三桂として左桂を裁かれたり、
あるいは2筋が放棄され、角が8四に転回されたり、四間飛車に良いようにやられてしまいます。
もちろん、右玉にとっても将来の△2六桂打が痛いですが、△3三角とさせる利の方が遥かに大きいというわけです。

(※必ずしも5手目▲2五歩にしなければならないというわけではない)


△3二金型四間飛車の狙い


しかし、△3二金型の場合はどうでしょうか?

もうお気づきの方も多いでしょうが、△3二金型の場合
後手の角は3三の地点から自由に動けます。
たとえ、▲2五歩として△3三角を催促したとしてもです!!
なぜなら、3二の金が2筋に効いているからです。
これを利用して後手は2二角として3三に桂を跳ねることもできますし、端角を覗くこともできます。
つまり、一見消極的に見える△3二金は実は右玉に対して急戦を仕掛けようとする積極的な作戦だったのです。

△3二金にはこのような狙いがあったんですね。


2017-10-19a.png

上図は後手が2二角と引いて3三桂と跳ねた場面。
桂が裁けることが確定し、四間飛車は満足です。
一方右玉は飛車先に玉がいるうえ玉頭が薄いため、たいへん危ない状況となっています。

<上図から2筋の歩交換の後以下のように進行>


△4五歩 ▲同歩
△同桂  ▲4六歩打
△3七桂成▲同金
△4五歩 ▲同歩
△5五桂打

2017-10-19b.png

上図、後手が5五桂打とした場面は先手右玉の陣形が崩壊しており、後手四間飛車が優勢。

右玉側は四間飛車が相手の場合、急戦に備えた駒組みをしなければなりません。



対策→後日記事に


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